KOREYO SELECT
缶ビールを、移し替える理由。
オイバ・トイッカが 1973 年にデザインした、フィンランドのパブの小さいジョッキ。350ml 缶がちょうど入る。

缶のまま飲んでいた。それで困っていなかった。
厚いプレスガラスに、太いハンドル。胴に、容量を示すメダルのようなエンボスが押してある。1/3L。フィンランドのパブで今も使われているジョッキで、デザインしたのはオイバ・トイッカ。1973 年、ヌータヤルヴィ。
名前の Krouvi(クロウヴィ)は、フィンランド語で「居酒屋」。そのままの名前が付いた、業務用の形。飾りがひとつもない。
330ml と書いてあるけれど、それは縁から 1.5cm 下のラインまでの量。満水なら約 380ml で、日本の 350ml 缶が 1 本、泡を抑えて注げば入りきる。高さ 9.8cm、幅はハンドルを入れて 12cm。重さは約 390g で、軽くはない。手に持つと、グラスではなくジョッキだと分かる。
食洗機に入れていい。底に小さな気泡が入っていることがあると、ショップは先に書いている。
3,300 円。生産は不定期で、日本で買えるのは scope だけ。
缶から移すと、ビールの色が見える。それだけのことが、理由になる。



